外部資金プロジェクト
- ムーンショット型研究開発事業「身体的共創を生み出すサイバネティック・アバター技術と社会基盤の開発」研究代表者:南澤 孝太(慶應義塾大学)2020年12月~2025年11月
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ELSIセンター参画教員
赤坂 亮太(研究分担者)
馮 茜プロジェクトの概要
サイバネティック・アバター(CA)技術とは、人々が自身の能力を最大限に発揮し、多様な人々の多彩な技能や経験を共有できる技術です。サイバネティック・アバターという「新しい身体」を得ることで、身体の制約を超えて誰もが自由に活動できるようになる社会が可能になります。
本プロジェクトでは、技能や経験を相互に利活用する場合の制度的・倫理的課題を考慮して、人と社会に調和した、身体的な技能や経験を流通する社会基盤を構築します。2050年には、この流通が人と人との新たな身体的共創を生み出し、サイバネティック・アバターを通じて誰もが自在な活動や挑戦を行える社会を実現します。
ELSIセンター 赤坂亮太准教授が参画している「社会システム研究グループ」では、そのような社会はどうあるべきか、また社会実装にはどのような課題があるのかについて、技術の開発段階から法的、倫理的、社会的な観点から検討し、また検討するだけでなく事業者や行政と連携して実効的な規範の形成目指しています。研究開発実施体制
・研究代表者
南澤 孝太(慶應義塾大学メディアデザイン研究科 教授)
・プロジェクトマネジメント
南澤 孝太(慶應義塾大学メディアデザイン研究科 教授)
小原 和也・認知拡張研究グループ
鳴海 拓志(東京大学大学院情報理工学系研究科 准教授)
嶋田 総太郎(明治大学理工学部 教授)
新山 龍馬(東京大学大学院情報理工学系研究科 講師)・経験共有研究グループ
笠原 俊一(ソニーコンピューターサイエンス研究所 研究員)
柴田 和久(理化学研究所 脳神経科学研究センター チームリーダー)
クンツェ カイ(慶應義塾大学メディアデザイン研究科 教授)・技能融合研究グループ
田中 由浩(名古屋工業大学情報科学フロンティア研究員 教授)
フェルナンド チャリス(avatarin株式会社 CTO)
大澤 博隆(筑波大学システム情報系 助教)・CA基盤研究グループ
南澤 孝太(慶應義塾大学メディアデザイン研究科 教授)
深堀 昂(avatarin株式会社 CEO)・CA社会共創グループ
吉藤 健太郎(株式会社オリィ研究所 CEO)
安藤 健(パナソニック株式会社Aug Lab Labリーダー)・社会システム研究グループ
赤坂 亮太(大阪大学社会技術共創研究センター 准教授)
江間 有沙(東京大学未来ビジョン研究センター 准教授)
馮 茜(大阪大学社会技術共創研究センター 特任助教)関連情報
- ムーンショット型研究開発事業
ムーンショット目標1「2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現」のウェブページ:https://www.jst.go.jp/moonshot/program/goal1/index.html - 研究開発プロジェクト「身体的共創を生み出すサイバネティック・アバター技術と社会基盤の開発」のウェブサイト:https://cybernetic-being.org
- 「アバターロボットを用いた働き方の導入ガイドライン2024」の公開(2024年3月18日)
https://cybernetic-being.org/activities/avatarrobot_workdesign_guideline_2024/ - 本プロジェクトについて言及された記事「慶大など、アバターロボの働き方で指針 法的課題や裁判例紹介」の掲載(2023年3月15日)
https://www.nikkan.co.jp/articles/view/705172 - 第7回CAS研究会「CAプラットフォームのガバナンス」(2023年1月25日)を実施
開催案内:https://elsi.osaka-u.ac.jp/contributions/1955 - 赤坂亮太 准教授のインタビュー記事「Cybernetic being Vision vol.6 ー 『サイバネティック・ビーイング法』にむけて」の公開(2023年1月)(研究開発プロジェクト「身体的共創を生み出すサイバネティック・アバター技術と社会基盤の開発」のウェブサイト内)
https://cybernetic-being.org/articles/cybernetic_being_vision_vol6/ - 第6回CAS研究会「メディアから見るCAを用いた働き方とガイドライン」(2022年6月14日)を実施
開催案内:https://elsi.osaka-u.ac.jp/contributions/1621 - 第5回CAS研究会「複数の『身体』と法的責任」(2022年2月16日)を実施
開催案内:https://elsi.osaka-u.ac.jp/contributions/1479 - 第4回CAS研究会「身体性と社会性の認知拡張をするVRアバターの可能性と課題」(2021年12月3日)を実施
開催案内:https://elsi.osaka-u.ac.jp/contributions/1373 - 第3回CAS研究会「経験・技能共有と知的財産権による保護」(2021年9月3日)を実施
開催案内:https://elsi.osaka-u.ac.jp/contributions/1378 - 第2回CAS研究会「ユースケースから考えるサイバネティック・アバターとELSI」(2021年7月30日)を実施
開催案内:https://elsi.osaka-u.ac.jp/contributions/1379 - 第1回CAS研究会「サイバネティック・アバター社会の在り方とELSI」(2021年6月24日)を実施
開催案内:https://elsi.osaka-u.ac.jp/contributions/1365
開催報告:https://elsi.osaka-u.ac.jp/contributions/1380
(2024年3月22日現在)
- ムーンショット型研究開発事業