共創研究プロジェクト
責任ある量子技術開発
プロジェクトの概要
本共同研究は、量子技術の開発と社会浸透の促進に向けて、量子技術領域の関する「責任あるイノベーションガバナンス」を構築することを目的として実施されるもので、PwCコンサルティング合同会社(東京都千代田区、代表執行役CEO:大竹 伸明)とともに行います。
本共同研究では、海外における議論の動向を調査するとともに日本の文化的、社会的背景を考慮し、その上で、先制型ELSIアプローチのアーキテクチャをデザインし、技術が社会実装された後の対応型ELSIアプローチを含めた継続的議論のフレームワーク構築の実現に取り組みます。
具体的には、以下の内容を実施します。
・海外における「責任ある量子技術開発」に係る議論・枠組みの調査分析
・日本における「責任ある量子技術開発」に関連する課題の構造化
・課題解決に向けたステークホルダーの特定と最適な議論構造の検討
・継続的議論に向けたアーキテクチャのデザイン
ELSIセンター参画教員
岸本 充生(研究代表者)
榎本 啄杜(研究担当者)
長門 裕介(研究担当者)
関連プロジェクト
- PwCコンサルティング合同会社との共同研究「Responsible Quantum Innovation(責任ある量子技術開発)」研究代表者:岸本 充生(大阪大学)2023年9月〜2025年8月
関連情報
- PwCコンサルティング合同会社のウェブサイトにて、以下のレポートの掲載
インパクトを追求する社会を支える「責任ある研究とイノベーション」 ~第二次量子革命が引き寄せた新たなガバナンス構築の波~(2024年11月8日公開)
https://www.pwc.com/jp/ja/knowledge/column/rri01.html - ELSI NOTE No.45「RRI概念の発展小史:ELSIとの繋がりから理解する」を公開(2024年9月公開)
https://elsi.osaka-u.ac.jp/research/3059 - ELSI NOTE No.41「量子技術のELSIを探る:文献レビュー」を公開(2024年5月9日公開)
https://elsi.osaka-u.ac.jp/research/2843 - PwCコンサルティング合同会社のウェブサイトにて、以下のコラムの掲載
責任ある研究とイノベーション(RRI)が導くあるべき未来
第1回 責任ある研究とイノベーション(RRI)が求められる時代(2024年3月27日公開)
https://www.pwc.com/jp/ja/knowledge/column/rri01.html
第2回 責任ある研究とイノベーション(RRI)起点のガバナンス(2024年4月1日公開)
https://www.pwc.com/jp/ja/knowledge/column/rri02.html
第3回 責任ある研究とイノベーション(RRI)ガバナンスの実践に向けて(2024年4月5日公開)
https://www.pwc.com/jp/ja/knowledge/column/rri03.html - ELSI NOTE No.38「RRIを量子技術領域へ適用する:政策レビュー」を公開(2024年3月14日公開) https://elsi.osaka-u.ac.jp/research/2738
- インタビュー記事「DXから量子トランスフォーメーションへ、責任あるイノベーションが拓く未来」(2023年12月5日公開)
前編 https://www.pwc.com/jp/ja/knowledge/column/digital-government/interview17.html
後編 https://www.pwc.com/jp/ja/knowledge/column/digital-government/interview18.html - プレスリリース「大阪大学ELSIセンターとPwCコンサルティング「責任ある量子技術開発」のイノベーションガバナンス構築を目指し共同研究を開始」(2023年9月13日公開)
https://elsi.osaka-u.ac.jp/news/2426
(2024年12月3日現在)