ELSI NOTE
掲載日:2025年9月22日 最終更新日:2025年9月22日
ELSI NOTE No.61
ソーシャルメディア利用とコミュニケーション:架空のアプリを用いたワークショップの実施記録
執筆者:若林 魁人、大澤 康太郎
執筆者からのひとこと
ソーシャルメディアとの付き合い方やオンライン上でのコミュニケーションについて高校生にお話を聞いていると、もはや「デジタルネイティブ世代は“大人“世代に比べると、オンライン上で積極的に交友を広げたり自分の顔などをオンラインに公開したりすることに抵抗がない」といったイメージは古いものとなり、むしろ現在の高校生たちには「自分を開示すること、まして自分の制御できない形で異質な他者に触れる/触れられることはリスクの方が大きい」という前提が“大人“世代以上に共有されているように感じています。
では現在の高校生は、オンライン/オフラインのコミュニケーションをどのように“使い分け“ていたり、他者と出会うことや関係性を深めていくことをどのように価値づけていたりするのか。そのような関心から、オンライン上での他者とのつながりをお互いに見比べて対話してみるワークショップを行いました。
本稿の対話の記録がみなさんにとっても、これからの時代をつくる人々の生身の価値観に触れる一助になれば幸いです。
大阪大学学術情報庫OUKA
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