ELSI NOTE

掲載日:2024年11月6日 最終更新日:2024年11月6日

ELSI NOTE No.50

昆虫飼料の利用に関する認識と価値観:小学生に対する教育実践とアンケート調査による前後比較

執筆者:鹿野 祐介、井出 和希、岸本 充生

執筆者からのひとこと

食べ残しや生ゴミなど日々大量に捨てられる有機廃棄物を有効活用し、アップサイクルへとつなげていく方法として、昆虫を飼料として利用する取り組みに注目が集まっています。しかしながら、昆虫を家畜動物や養殖魚の飼料に用いることにはどのような懸念が付きまとうのか、また、その懸念はどの程度、固定的なのかなど、必ずしも明らかではありません。

このELSINOTEでは、鹿児島県大崎町の小学生を対象として実施した昆虫飼料に関する教育実践とその前後比較を行ったアンケート調査の結果について報告しています。小学生の目線から、昆虫飼料はどのように見えるのか。昆虫飼料の利用にどのような心配が付きまとうのか。また、昆虫飼料由来の食品を食べる未来をどう考えるのか。このノートが昆虫飼料の将来を多角的に検討するうえでのひとつの手がかりになれば幸いです。

大阪大学学術情報庫OUKA


研究一覧に戻る

ELSI NOTE一覧はこちら