共創研究プロジェクト

データビジネスELSI研究会

プロジェクトの概要

近年急速に進むサイバー空間上の各種データを活用するビジネスをめぐって生じる新たな倫理的・法的・社会的課題(Ethical, Legal and Social Issues; 以下ELSI)領域での課題解決に向け、ルール整備等について検討する、産学共創プロジェクトを進めています。

具体的には、電通と大阪大学ELSIセンターのメンバー(2019年9月のプロジェクト開始当時は、データビリティフロンティア機構のメンバー)とで「データビジネスELSI研究会」を立ち上げ、データビジネスに携わる企業の担当者と、E(倫理)、L(法律)、S(社会)各領域の研究者とともに議論を重ねてきました。

パーソナルデータを利活用したビジネスを実現するに当たって必ず課題となる個人情報保護やプライバシーといった問題に対して、法学、経済学、倫理学といった人文社会科学系研究の貢献の仕方を考えています。

これまでに、一般社団法人LBMA Japanが策定・公開した、位置情報等の「デバイスロケーションデータ」利活用に関するガイドラインのレビュー実施や、株式会社リクルートのプライバシーセンターのあり方についてのレビュー実施などの実績があります。

ELSIセンター参画教員

岸本 充生(研究代表者)
長門 裕介(研究参画者)
鹿野 祐介(研究参画者)
鈴木 径一郎(研究参画者)
など

関連プロジェクト

  • 株式会社電通からの受託研究「データビジネスにおけるELSIに関する研究」研究代表者:岸本 充生(大阪大学)2021年1月〜2024年12月
  • 株式会社電通からの受託研究「データビジネスのELSI領域における共創研究とカリキュラム構築」研究代表者:岸本 充生(大阪大学)2020年5月〜2020年12月

関連情報

(2024年6月3日現在)