人材育成・社会貢献
広島AIプロセス(HAIP)報告枠組みとは?―日本発のグローバルAIガバナンス最前線(7/28)
2025年7月28日に、大阪大学ELSIセンターが後援するウェビナーの開催を予定しております。
大阪大学ELSIセンターの工藤郁子 准教授が登壇します。
広島AIプロセス(HAIP)報告枠組みとは?―日本発のグローバルAIガバナンス最前線
2023年のG7広島サミットで発足した「広島AIプロセス(HAIP)」は、AIの開発・利用に関するルールを形成するグローバルな枠組みです。OECDが事務局となり、2025年から信頼できるAIの実現に向けて透明性を促進するための「報告枠組み」が始動し、7カ国20組織がすでに透明性レポートを公開しました。グーグルやマイクロソフトといった大手テクノロジー企業だけでなく、オープンAIやアンソロピックなどのメガベンチャーなども参加していますが、日本からの参加企業数が最大であり、国際的にもAIガバナンスに関する情報開示をリードしている状況です。
本ウェビナーでは、HAIPとは何か、その報告枠組みの意義について解説します。また実際にHAIPにレポートを提出した企業の実務担当者をパネリストに迎え、「なぜHAIPへの参加を決めたのか」「透明性レポートや情報開示の望ましい在り方とは」「日本法との関連や期待」などについて議論します。
なお、2025年6月に公布された「人工知能関連技術の研究開発及び活用の推進に関する法律」(通称「AI推進法」)の付帯決議においても、国内法制においてHAIPの報告枠組みを利用することが記載されました。そのため、基盤モデル、生成AI、AIエージェントなどを活用するグローバル企業の技術者や法務担当者はもちろん、日本国内のみでAIを活用する企業、さらには中小企業やスタートアップ企業にとっても、HAIPについて理解を深める機会となります。ぜひご参加ください。
■ 日時
2025年7月28日(月)14:00-15:30
■ 実施形態
ZOOMウェビナー
■ 詳細
プログラム詳細、申し込み方法などは、東京大学国際高等研究所東京カレッジのウェブページにてご確認ください。
https://www.tc.u-tokyo.ac.jp/ai1ec_event/15506/
■ 主催
東京大学国際高等研究所東京カレッジ、東京大学未来ビジョン研究センター、東京大学次世代知能科学研究センター
■ 後援
大阪大学 社会技術共創研究センター、日本ディープラーニング協会