人材育成・社会貢献
ELSIセンター研究会「ELSIへのシリアスゲーム/ゲーミフィケーションからのアプローチ」(2/10)
単なる娯楽としてのみならず学習効果や社会課題解決のシミュレーションとして用いられるゲームはシリアスゲームと呼ばれます。ゲームを通して現実の課題の困難さと解決の糸口を学ぶことは座学とは異なる視点を得ることができるというメリットが想定されることから近年注目を集めています。大阪大学社会技術共創研究センターでも現在、量子技術の倫理・法・社会的課題を考えるためのゲーム「Quantum Quest」を開発中です。
しかし、社会課題をゲーム化することによる過度な単純化や、学習効果と娯楽性のトレードオフなどシリアスゲーム固有の問題も指摘されています。
今回の研究会ではゲーム研究者であり、自身で節電ゲーム『#denkimeter』(2011)、『ビジュアルノベル版 Wikipedia 地方病(日本住血吸虫症)』(2015)、『コモンズの悲喜劇』(2020)、『マナーな食卓』(2021)などの開発にも携わっている立命館大学の井上明人先生をお招きして、ELSIへのシリアスゲームからのアプローチについてお話しいただく予定です。
また、レクチャー終了後にはシリアスゲームだけでなく学習や労働一般をゲーム化する「ゲーミフィケーション」についても井上先生と対話する時間を設けております。
■ 開催日時
2025年2月10日(月)11:00-16:00
■ 対象
今回の研究会は、招待制です。
■ 開催形態:
ハイブリッド開催
対面会場/大阪大学社会技術共創研究センター
オンライン/ZOOMを利用予定
■ プログラム(予定)
11:00-12:00 量子技術開発ガバナンスゲーム”Quantum Quest” プレイ体験と講評
13:00-14:00 レクチャー「シリアスゲーム&ゲーミフィケーションからELSIを考える」
14:15-16:00 フリーディスカッション「ゲーミフィケーションの倫理の論点整理」(*対面のみ)
■ 登壇者
井上 明人(立命館大学ゲーム研究センター)
■ 主催
大阪大学 社会技術共創研究センター(ELSIセンター)
*本研究会は、⼤阪⼤学社会技術共創研究センター(ELSI センター)と株式会社メルカリとの共同研究の⼀環として⾏います。