人材育成・社会貢献

告知ELSIセンター研究会

ELSIセンター研究会「絵画制作における『意図』と『創造性』」(2/28)

絵画の解釈に作者の「意図」はどう関わるのでしょうか。解釈で「意図」を尊重する立場もあれば、解釈に「意図」は関係ない(例えば、客観的な証拠の集積や価値の最大化こそが重要だ)という立場もあります。そうした様々な立場から「意図」と解釈に関する学術的な議論が現在まで盛んに行われてきました。加えて、「意図」と「創造性」の関係に注目することもできます。「意図」が明確な状態で描かれるシリーズ形式の絵画の「創造性」は、一連の作品が描かれるにつれてどんどんと低下していくのでしょうか。

今回の研究会では、画家の菊池遼氏を招き、実制作者の立場から絵画制作と「意図」について話題提供をいただきます。モネを例に「シリーズ」という制作形式について整理し、菊池氏の〈void〉シリーズを制作してきた過程から、意図の変容、修正や「創造性」の高低について議論を深めます。加えて、芸術のおかれる環境に対して科学技術やその進展が及ぼす影響についても幅広く言葉を交わします。

フライヤーはこちら(PDF: 1.1 MB)

 

■ 開催日時
2025年2月28日(金)16:00-18:00

■ 対象
今回の研究会は、招待制です。

■ 会場
大阪大学中之島センター 4階スタジオ   

■ プログラム(予定)
16:00-16:30 話題提供1「絵画制作における「意図」とシリーズ形式の制作―モネを例に―」
16:30-16:55 対談および参加者を交えた議論
16:55-17:05 休憩
17:05-17:35 話題提供2「実制作者からみる「意図」と「創造性」―<void>シリーズを例に―」
17:35-18:00 対談および参加者を交えた議論

■ 登壇者
菊池 遼(画家)
井出 和希(大阪大学 感染症総合教育研究拠点(CiDER)/社会技術共創研究センター(ELSIセンター) 特任准教授)

■ 主催
大阪大学 社会技術共創研究センター(ELSIセンター)
大阪大学 中之島芸術センター

*本研究会は、大阪大学ELSIセンター2024年度ELSI共創プロジェクト研究活動費「諸芸術領域における AI 利用:ELSI 論点抽出と共創プラットフォームの構築に向けた協働実践」(研究代表者:肥後楽)の一環として開催します。

 


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