人材育成・社会貢献
ELSIセンター研究会「芸術と政治について(再び)考える」(3/18)
大阪大学ELSIセンターでは、新規科学技術の研究開発や社会実装において顕在化しうる倫理的・法的・社会的課題(ELSI: Ethical, Legal and Social Issues)を早期に見出し、研究開発と並行してELSIに取り組んでいくことをミッションの1つに掲げています。
最近では、生成AIのような新しいテクノロジーと芸術が結びついたときにもたらされるさまざまな社会的帰結について考えられることが多いですが、芸術が持つ社会的効果や機能というトピックそのものは、新しいテクノロジーが登場する以前から芸術分野において繰り返し問われてきた問題でもあります。
今回の研究会では、ある芸術作品が政治的なイシューに取り組むとはそもそもどういうことなのか。政治的なイシューに言及するような作品を作るときに、作り手は何を狙いとし、何を考えているのか。ということを考えてみたいと思います。韓国現代文学を対象とした読むことのエスノメソドロジー研究を構想している社会学者が、日本における植民地主義的暴力の歴史と向き合うような作品を発表し韓国のアーティストとの共同展示も行ってきたアーティスト/キュレーターをお招きし、それぞれの立場から芸術が持つとされる政治性とは何かということについて意見を交換します。
■ 開催日時
2024年3月18日(月)15:00〜17:00
■ 対象
今回の研究会は、招待制です。
■ 実施形態
オフライン・オンライン ハイブリッド開催
■ 実施場所
オフラインの場合:大阪大学中之島センター 5階
オンラインの場合:Zoomを予定
■ 参加費
無料
■ プログラム(予定)
15:00-15:30 趣旨説明、話題提供「韓国文学における災禍と政治」
河村 賢(大阪大学ELSIセンター)
15:30-16:00 話題提供「芸術家・キュレーターとしての活動履歴」
ユミソン(アーティスト/キュレーター)
16:00-17:00 総合討論
河村 賢(大阪大学ELSIセンター)
ユミソン(アーティスト/キュレーター)
■ 問い合わせ先
大阪大学 社会技術共創研究センター(ELSIセンター)
info[at]elsi.osaka-u.ac.jp([at]を@にかえて送信してください)
■ 主催
大阪大学 社会技術共創研究センター(ELSIセンター)