人材育成・社会貢献

人材育成

URA実務者養成講座<ELSI編>「研究者と伴走するためのELSI/RRIとその取組」を開催しました。

2024年2月16日、京都大学 吉田キャンパス 学術研究支援棟において、URA実務者養成講座<ELSI編>「研究者と伴走するためのELSI/RRIとその取組」(主催:RA 協議会スキルプログラム専門委員会)が実施されました。この講座は、主には、大学や研究機関のリサーチ・アドミニストレーター(URA)を対象としたもので、大阪大学ELSIセンターからは、講師として3名が参加しました。

本講座は、2部構成で実施しました。第1部は、ELSI/RRIとは何か、ELSI/RRIへのURAとしての対応方法はどのようなものか、といったことを主に講師から紹介をする時間で、オフライン・オンラインのハイブリッドでの開催でした。会場参加者のみを対象にした第2部は、4つのグループに分かれ、参加者間での意見交換が行われました。

会場に集まった参加者40名(講師やRA 協議会スキルプログラム専門委員会スタッフを含む)に加え、35名がオンラインで参加しました。

 

<研究会概要>
■ 開催日時:2024年2月16日(金)13:00〜17:30
■ 実施形態:オフライン・オンライン ハイブリッド開催(第1部のみ)
■ オフライン会場:京都大学 吉田キャンパス 学術研究支援棟 地下1階会議室
■ 主催:RA 協議会スキルプログラム専門委員会
■ 協力:京都大学学術研究展開センター、大阪大学社会技術共創研究センター(ELSIセンター)
■ 開催案内ページはこちら:https://elsi.osaka-u.ac.jp/contributions/2602

 

本講座の担当講師は、以下の通り。
・白井 哲哉(京都大学 学術研究展開センター(KURA) URA)
・水町 衣里(大阪大学ELSIセンター 准教授/URA)
・鹿野 祐介(大阪大学COデザインセンター/ELSIセンター 特任助教)
・井出 和希(大阪大学 感染症総合教育研究拠点(CiDER)/ELSIセンター 特任准教授)

まずは、「ELSI/RRIとは何か」ということについて、動画コンテンツ「ビジネスパーソンのためのELSI入門 -データ利活用編-」の一部分を活用しながら、説明をしました。次に、ELSI/RRIへのURAとしての対応方法について、具体的な事例も交えて説明しました(この時の説明は、RA協議会第9回年次大会でのポスター発表がベースになっています)。

参加者から事前にお送りいただいていた質問やコメントなども踏まえながら、講師4名の座談会形式で講義を進めました。

休憩を挟んで、第2部では、4つのグループに分かれて意見交換を行いました。

それぞれのグループに、A)ELSI/RRIに関する理解・認識に関わる課題について、B)ELSI/RRIに取り組むための体制・環境に関する課題について、C)ELSI/RRIに取り組むための人材に関する課題について、D)ELSI/RRIの実際の活動における個々の課題について、というテーマが設定され、ラウンドテーブル形式で意見交換が行われました。参加者も、4人の講師も、順にグループを移動しながら、様々なトピックについて語り合いました。

大阪大学ELSIセンターでは、今後も、開発したELSI教育プログラム・ツールを活用し、ELSI人材の育成に資する活動を続けていきます。

 

 

 

 

 


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