人材育成・社会貢献
大阪大学ELSIセンター ELSI Forum 2023「『社会技術』の作法を作る:企業の研究・イノベーションをレスポンシブルにするには」(1/12)
新規技術の社会実装が要求されるようになってきた近年では、大学においても、研究開始前の研究倫理審査だけでなく、社会実装前、さらには社会実装後までを対象とした倫理審査のニーズも出てきています。
一方、企業の中では、パーソナルデータの利活用やAIの適用などに対して研究倫理審査を設ける動きがみられます。
ELSI Forum 2023では、研究開始前から社会実装後までの科学技術のライフサイクルを通じて、どのような審査や仕組みが必要なのかを参加者のみなさんと考えてみたいと思います。
前半では、ELSIセンターと共に研究を進めてきた3名をお招きし、具体的な事例をご紹介いただきます。これらの事例を参考にしながら、後半では、参加者のみなさんと、研究から研究成果の社会実装までを視野に入れた「責任ある研究・イノベーション(RRI)」を実践するために必要とされる研究倫理審査や関連する仕組み・ツールを検討する機会とします。
■ 開催日時:2024年1月12日(金)13:30〜17:00
■ 会場:大阪大学中之島センター 5階
■ 参加費:無料
■ 対象:招待制
■ プログラム(予定):
第1部
13:30-13:35 オープニング
八木 絵香(大阪大学ELSIセンター 副センター長)
13:35-14:00 話題提供「企業活動に『責任ある研究・イノベーション(RRI)』の考え方を組み込むには?」
岸本 充生(大阪大学ELSIセンター センター長)
14:00-14:20 事例1「ELSIに配慮したメディア技術研究:ハンドブックの策定とその活用に向けて」
宮崎 勝(日本放送協会 放送技術研究所スマートプロダクション研究部 研究プロデューサー)
14:20-14:40 事例2「ELSI・RRIを企業に実装する:研究開発倫理審査の高度化」
井上 眞梨(株式会社メルカリ mercari R4D Manager)
14:40-15:00 事例3「顔認証が利活用される社会を目指して:顔認証技術の適正利用に向けた「10の視点」の策定と実践」
加藤 英人(日本電気株式会社 スマートILM統括部 シニアプロフェッショナル)
15:00-15:20 質疑応答
15:20-15:40 休憩
第2部
15:40-15:50 趣旨説明
岸本 充生(大阪大学ELSIセンター センター長)
15:50-16:30 グループに分かれての意見交換
16:30-17:00 全体共有
*第2部終了後、ネットワーキングの時間を設けます。
■ 主催:大阪大学 社会技術共創研究センター(ELSIセンター)
■ 協力:大阪大学COデザインセンター
■ 後援:公共圏における科学技術・教育研究拠点(STiPS)
■ 問合せ先:大阪大学 社会技術共創研究センター(ELSIセンター)(担当:水町)
info[at]elsi.osaka-u.ac.jp([at]を@にかえてお送りください)