ELSI NOTE
掲載日:2026年2月28日 最終更新日:2026年3月4日
ELSI NOTE No.67
医療へのAIの導入に対する人々の価値観を評価するQ分類法の設計
執筆者:山本 奈津子、古結 敦士、山本 ベバリー・アン、加藤 和人
執筆者からのひとこと
これからますます身近になる「医療へのAI導入」について、人々がどのような「価値観」を持っているかを測定する新しい手法を提案しました。
今回のパイロット調査からは、AIの安全性や計画性を重んじる「慎重タイプ」、医療の質向上に期待しつつ従来医療とのバランスを重視する「バランスタイプ」、そして現場の現実と個人の自由を重んじる「現実家タイプ」という、3つの興味深い価値観タイプが見えてきました。
ここで目指しているのは、AI導入の「正解」を一つに決めることではありません。異なる価値観の存在を前提とした上で、どこで合意でき、どこで意見が分かれやすいのかを可視化し、対話を深めることです。
現場でワイワイ議論しながら使えるアナログ版の「みんなのAI医療ディスカッションカード」も開発し、無料でダウンロードできるようにしています(ダウンロードサイトは、2026年3月下旬に公開予定)。皆様の現場でも、より良い医療の未来を話し合うためのツールとして、ぜひお気軽に活用してみてください。
大阪大学学術情報庫OUKA
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