ELSI NOTE

掲載日:2025年11月27日 最終更新日:2025年11月27日

ELSI NOTE No.64

新しいアイデアの社会実装として見た大阪・関西万博 : 顕在化したギャップを何がつないだのか

執筆者:岸本 充生

執筆者からのひとこと

2025年大阪・関西万博はそれ自体が新しいアイデア/プロジェクト/事業の社会実装と捉えることができますし、大屋根リングやパビリオン、若手建築家によるトイレや休憩所といった個々の建造物、そして、空飛ぶクルマ、自動運転バス、培養肉、iPS細胞、量子コンピュータなど数多くの新規技術、さらにはロゴ、キャラクター、デザインシステム、サウンドスケープといったデザインが、万博で実証実験や展示の対象となりました。

ELSI(倫理的・法的・社会的課題)は、それらのいずれのスケールでも顕在化しうるものですし、それらをあらかじめ見出して、適切に対応するという「社会技術」が必要とされます。半年間の会期を終了した今、あらためてELSIの観点から大阪・関西万博を思い返してみると、レガシーと呼びうるものも含めていろいろな側面が見えてくるのではないかと考え、一番スケールの大きな万博そのものに焦点を当ててまとめてみた次第です。

大阪大学学術情報庫OUKA


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