共創研究プロジェクト

顔認証技術の適正利用に向けた産学共創研究

プロジェクトの概要

近年、顔認証技術が社会に浸透していくことに伴い、法令遵守に留まらず、利用者の多様な倫理観や社会的な受容性に配慮しつつ、技術を社会実装していくことの重要性が高まっています。

大阪大学 ELSIセンターと日本電気株式会社(NEC)は、顔認証技術の適用が進む中、新たに生じる倫理的・法的・社会的課題(Ethical, Legal and Social Issues; 以下ELSI)の抽出と対応策の検討を通じて、顔認証技術の適正な利用に結び付けるための産学共創の共同研究を行っています。

本共同研究は、大阪大学ELSIセンターの新規科学技術に係るELSIやガバナンスのあり方などの研究活動における知見と、NECのプライバシーを含め人権を尊重した取り組みのもとで顔認証技術を活用した事業を推進してきた知見を組み合わせ共同で進めるものです。

本共同研究では、ELSI観点での課題解決を目的に、以下の点について研究を行います。

1)顔認証技術は生活および社会活動に、どのようなメリット/デメリットをもたらすか。
2)生活者はどのように顔認証技術と接すれば、リスクを抑制してベネフィットを得ることができるか。
3)顔認証技術を提供する企業は、何に留意し、いかにサービスを社会に提供すべきか。

ELSIセンター参画教員

岸本 充生(研究代表者)
八木 絵香(研究担当者)
水町 衣里(研究担当者)
鈴木 径一郎(研究担当者)
長門 裕介(研究担当者)
カテライ アメリア(研究担当者)
鹿野 祐介(研究担当者)
井出 和希(研究担当者)
田中 孝宣(研究担当者)

関連プロジェクト

  • 日本電気株式会社との共同研究「顔認識技術の社会実装における社会技術の研究」研究全体統括:岸本 充生(大阪大学)2022年7月〜2025年3月

関連情報

(2024年4月26日現在)